直線多くてマネし易い絵はいいんですが、
曲線依存が多い絵はその分抽出が難しい。
あと、漫画とアニメで完全に違う絵柄の場合、
造形が概念と化すので、和集合(OR)でなく積集合(AND)で考えた上で
個人の許容する概念投入して描かないと満足できなくなる。
親和性が良ければ和集合的扱いも一部許容される。
極端に言えば曲線絵に無理矢理直線混ぜ込んでもバラバラ。
顔の輪郭と目の形が合わなければデッサン崩れの様相
親和性高ければこの逆が起きる事もある。
んで、本人絵がこの構図で魅力的なの見たこと無いぞの場合、
その絵柄に合わせて最適線導き出す必要があるので
曲線多いと可能性分岐が増えて面倒極まりない。
自分の絵になり過ぎても本来の魅力自体は損ねるし、
概念を守り過ぎると構図自由度を損なう可能性がある。
オリジナルならこんなん考えなくてもいいけど。
ただ根本は、何故この絵を描きたいと思ったかの思いの強さ。
最近思うが、絵の価値はどれだけ時間を費やさないと
実際に描けない絵なのかが最終到達点かもしれん。
効率の面ではやはり正確な線に尽きる。
円一つ描くのに1発なら1本の線で終わりだが
4本線を描いたらその間の補完に5回修正が入るだけで
24回は線を引かないと終わらないわけだから。
この考え方を通常の絵に換算すれば
どれだけ無駄が発生してくるかが分かるのと
どんなに効率的にやってもこれだけ時間必要とかが見えてくる。
なんで描けないか諦めも付くので精神衛生上とてもよい。
(とはいえ、感性や器用さは努力で鍛えるしかないが
改めてがむしゃらに技術向上に時間割いて良かったと
最近思うよ・・・気付きのレベルも上がるし、
空虚にならずに済む。
なにより、金ではこう言った物は体得できない。
あとはいつ死ぬ事になるか、心の師は先に逝ったわけだし
病気や戦争や天災やと可能性はそれなりに高そうだからな。